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Shopifyでクーポンを発行!売れるECサイトの販促クーポン活用術

Shopify(ショッピファイ)でECサイトを運用していくなかで、この機能ってどのように使えばよいのだろうといった疑問は多く存在すると思います。

本記事ではShopifyのクーポン機能について、クーポン利用のメリットデメリットから、利用できるクーポンの種類、それらの設定方法をご紹介しています

クーポンを効果的に活用したい方必見の記事となっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

なおShopifyとは何なのか、どのように開設するのかについては、これらの記事にまとめておりますので、ぜひご参照ください。

割引を提供することは難しい

クーポンとは割引券のことです。ECサイト上で、お客様がクーポンコードを入力するとお得な特典を受けることができます。

実際に消費者視点に立ってみると、お得なクーポンがあるなら買ってみようというケースも多いのではないでしょうか。

しかし、事業者視点で考えると、頭を悩ませる問題でもあります。

そもそもクーポンを発行すべきなのか否か、発行するなら何割引きがいいか、どのタイミングで発行すればよいか、どのようにクーポンを周知すればよいかといった問題が主に挙げられます。

無計画なクーポン発行にならないためにも、まずはクーポンのメリット、デメリットから考察していきましょう。

クーポンのメリット

クーポンのメリットとしては、以下のようなものが考えられます。

新規顧客獲得

クーポン例:新規購入のお客様限定10%オフ

新規顧客向けのクーポンによって、これまでショップに訪れていなかった顧客層が購入を検討して商品を見てくれる可能性が高まります。

CVRの増加

クーポン例:期間限定10%オフ

クーポンを発行することで、商品に注目はしていたが購入までは至らなかった顧客層に、購入を促すことができるかもしれません。

クロスセルの増加

クーポン例:2商品購入で10%オフ、5,000円以上で送料0円

複数商品の購入を検討してくれる可能性があります。またこれにより顧客単価の向上が見込めます。

リピート率向上

クーポン例:2回目の購入で10%オフ

高いリピート率を確保することで、LTVの増加を目指すことは、昨今のECビジネスにとって至上命題です。

在庫削減

クーポン例:在庫一掃セール、対象商品10%オフ

過剰在庫を削減することができます。

クーポンのデメリット

クーポンのメリットについて考えましたが、一方でクーポンのデメリットとしては以下のようなものが考えられます。

  • 利益率の低下
  • ブランドイメージの損失
  • 割引期間以外のコンバージョン数低下

利益率の低下

クーポンを発行すると、その分顧客の購入単価は安くなってしまいます。

認知度向上をうたいながらも無計画に赤字商品を売り出し過ぎると、売上は確かに伸びているが営業利益は赤字で経営が不安定な状態に陥る恐れがあります。

ブランドイメージの損失

ハイエンドのブランドとしてブランドマーケティングを進めていきたい場合、クーポンの発行はブランドイメージの損失を招く恐れがあります。

顧客ロイヤリティを高く保つためにも、過剰なクーポンの発行には注意が必要です。

割引期間以外のコンバージョン数低下

クーポンを頻繁に発行していると、クーポン発行期間に顧客が集中し、それ以外の期間の売上が大幅に落ちる恐れがあります。

代表的な事例は、ミスタードーナツの100円セールです。

かつては定期的に行われていた100円セールですが、次第に顧客が「100円セール以外は高い」と感じはじめ、結果としてセール以外の日に売れなくなってしまいました。

ちなみにこうした顧客行動は「アンカリング効果」と呼ばれます。

確かに短期的な売上向上に100円セールは寄与しましたが、長期的な売上確保のために100円セールは廃止されました。

メリットもある一方で、デメリットもあるのがクーポンです。

自社のブランド戦略や事業フェーズ、事業規模に合わせてクーポンの設計をしていきましょう。

Shopifyでクーポン機能を使う

引用:Shopify 公式ページより

ここからはShopifyで実際にクーポン機能を使うための手順について解説します。

Shopifyには以下2種類のクーポンがあります。

  • クーポンコード:顧客がチェックアウト時に入力することで割引が適用
  • 自動ディスカウント:顧客のカート内で自動的に割引が適用

それぞれ分けてご説明します。

「クーポンコード」を作成する

STEP1.管理画面からディスカウントを作成する

管理画面の左メニューからディスカウントを選択し、右上のディスカウントを作成するを選択してください。

STEP2.クーポンコードを選択する

今回は上のクーポンコードを選択してください。

STEP3.入力されるクーポンコードを決める

チェックアウト画面で顧客が入力するクーポンコードを決めます。

手動で決定することもできますし、右上の「コードを作成する」を選択すると自動的に文字列が作成されます。

STEP4.クーポンのタイプを選択する

Shopifyにはクーポンのタイプとして次の4種類が用意されています。

  1. 割引率
  2. 定額
  3. 無料配送
  4. Xを購入するとYをプレゼント

それぞれ設定項目が多少異なりますので分けて記載します。

STEP4-1.割引率を設定する

タイプで割引率を選択した場合です。

この時は、値の欄に割引率を記載します。

またクーポンの適用範囲として、すべての商品とするか、特定のコレクションや商品にするかを選択します。

最後に最小要件として、当クーポンの利用条件を設定します。

STEP4-2.定額を設定する

タイプで定額を選択した場合です。

この時は、値の欄に割引金額を記載します。

またクーポンの適用範囲として、すべての商品とするか、特定のコレクションや商品にするかを選択します。

最後に最小要件として、当クーポンの利用条件を設定します。

STEP4-3.無料配送を設定する

タイプで無料配送を選択した場合です。

まずは対象とする配送地域(国)を選択します。そして一定額以上の配送料を除外するを選択した場合は、無料にできる送料の上限金額を設定できます。

最後に最小要件として、当クーポンの利用条件を設定します。

STEP4-4. Xを購入するとYをプレゼントを設定する

タイプでXを購入するとYをプレゼントを選択した場合です。

お客様が購入するがXに該当し、条件を記入します。

割引が適用される商品がYに該当し、割引内容を記入します。プレゼントとはありますが、割引内容としては無料だけでなく、割引率でも設定できます。

STEP5.クーポンの条件を指定する

タイプ別の条件とは別に、さらにクーポンコードの条件を指定します。

お客様の資格では、クーポンの対象となるお客様を限定できます。

利用制限では、クーポンの利用回数を制限できます。

有効日は、クーポンの有効期間を指定できます。

これでクーポンコードの設定は完了です。

ページ右上の保存をクリックすることで、クーポンが有効化されます。

自動ディスカウントを設定する

STEP1.管理画面からディスカウントを作成する

管理画面の左メニューからディスカウントを選択し、右上のディスカウントを作成するを選択してください。

STEP2.クーポンコードを選択する

今回は下の自動ディスカウントを選択してください。

STEP3.自動ディスカウントの名前を決める

自動ディスカウントの名前を決めます。

割引自体は自動的に適用されるため、顧客はクーポンコードを入力する必要がありません。

STEP4.クーポンのタイプを選択する

Shopifyにはクーポンのタイプとして次の3種類が用意されています。

  1. 割引率
  2. 定額
  3. Xを購入するとYをプレゼント

ただし先程あった無料配送を自動的ディスカウントからは設定できないので注意してください。

具体的には、以下から設定ができます。

設定>配送と配達>送料を管理する

1~3については先程同様の流れではありますが、分けて記載します。

STEP4-1.割引率を設定する

タイプで割引率を選択した場合です。

この時は、値の欄に割引率を記載します。

またクーポンの適用範囲として、すべての商品とするか、特定のコレクションや商品にするかを選択します。

最後に最小要件として、当クーポンの利用条件を設定します。

STEP4-2.定額を設定する

タイプで定額を選択した場合です。

この時は、値の欄に割引金額を記載します。

またクーポンの適用範囲として、すべての商品とするか、特定のコレクションや商品にするかを選択します。

最後に最小要件として、当クーポンの利用条件を設定します。

STEP4-3.Xを購入するとYをプレゼントを設定する

タイプでXを購入するとYをプレゼントを選択した場合です。

お客様が購入するがXに該当し、条件を記入します。

割引が適用される商品がYに該当し、割引内容を記入します。プレゼントとはありますが、割引内容としては無料だけでなく、割引率でも設定できます。

STEP5.クーポンの条件を指定する

タイプ別の条件に加えて、有効期間も条件として指定します。

これで自動ディスカウントの設定は完了です。

ディスカウントを保存をクリックすることで、クーポンが有効化されます。